時の流れ早く生命座に入団して10年目になりました。全くお芝居の経験もなく、北本市の掲示板を見て応募し『魂を刻む声』で初舞台を踏みました。
その後様々な作品に挑戦しましたが、戦争で取り返しのつかないモノを失う役柄が多かったです。
今回は今までとは打って変わって、総理秘書官という、とてもお堅い役を演じさせて頂きます。
「秘書官なんて経験した事ないから、演じられません」と思わず声を大にして言ってしまいがちですが、そこは役者の腕の見せ所で、何でもなり切って演じなくてはいけない様です。
でも想像力の無い私にとっては、とてもイメージできるものではありません。
そして何より秘書官役はセリフが長いんです。いつも主宰から「声は出てるけど、棒読み」と指摘を受け続けているのに、普段喋る様に自然にセリフを言うのが、本当に難しいです。
総理や人工知能との絡みも、動きがぎこちなくアドリブが効かない私にとって難しい課題で、日々悪戦苦闘しています。
つい自分の演技ばかりを気にしてしまいがちになりますが、作品全体を見て周りの演技があっての秘書官なので、最低限自分が出てくる前後のシチュエーションも気にしないといけないと思いつつも、全く余裕がないのが現状です。
公演まで残り1ヶ月ちょっとになりましたが、悔いない様に頑張っていきたいと思います。
皆さん是非観に来て下さい。どうぞ宜しくお願いします。

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