劇団の稽古日誌を書くなんて何年振りだろうと少し懐かしく思いつつ、せっかくの機会なので書かせていただきます。
近ごろ暑くなってきたなぁとふとカレンダーを見て、公演まであと数週間になってしまった事に気付いた今日この頃。どうりで稽古も追い込みモードに入っているわけだ・・・と一人納得し、自分の役的にもこのままでは全然ヤバいと、今さらながら焦ったりもしています。
ここ最近は時間の許す限り、稽古場内で他の場面の稽古を見るようにしています。それは決して冷房が効いてるからだけではありません。
最近の稽古では主宰の鷹青さんが役者に対し、これまで以上の細かい演出を付けていて、それがとても劇団の稽古っぽく(失礼!)その場で見ているだけでも楽しく感じています。最初は出来なかった役者が何度か繰り返していくうちにコツをつかみ気持ちを感じそしてその演技が出来るようになる、その過程が見れたりするとこちらも嬉しくなったりするのです。
演出が持っている、この作品の確固たるイメージ(特にこの作品ではスゴイものがあると思います)を伝えそして表現させる事はとてもとても難しい事ですが、それを的確にかつ粘り強く伝えている姿は、昔ちょっとだけ演出をかじった経験のある自分にはとてもいい刺激となっています。
7月2日(日)は舞台監督さんと照明さんを招いて、夕方から通し稽古でした。稽古場での通しでしたが、見ていると以前よりもだいぶ迫力が出ていた場面もあり、ひょっとするとこれはヤバい(いい意味で)かも、と思えた稽古でしたが、通し稽古終了時に演出はひとり頭を抱えていました・・・まだまだ自分の見立ては甘いですねぇ。
結果的に変わる変わらないは置いといて、栄吉役もこれからどう演じればいいかを改めて考え直したりしています。そしてその頭の片隅には、いかに打ち上げのビールを美味しく飲む事が出来るか♪が、ほんのちょっとあったりもします。
これまで自分はなかなか稽古に参加出来ず「桂木一家」は揃わない事が多かったので、残り少ない稽古の日々で我が家のいい思い出作りが出来ればいいなとも思っています。
とにかく本番まではあと少しです。
みなさん、体調管理とケガには注意をして、本番でベストを尽くせるように・・・
頑張って、行きまっしょい!!!
