公演まで2ヶ月を切りました。
2度の通し稽古を終え、70年以上前のあの時に一歩ずつ一歩ずつ近づけているような気がします。
しかし、あの時の暑さや、苦しさ、家族や大切な人を失った痛みをまだ感じきれず、表現できない自分にもどかしさも感じています。
今回の劇の出演者のほとんどが戦争を体験したことがありません。
きっとお客さんもほとんどの人が戦争を体験したことがない人たちではないかと思います。
だからこそ、いま、私たちに伝えられること、私たちにしか伝えられないこと、私たちだからこそ伝えられることがここにあって、それがきっと過去と今、今と未来を繋ぐ架け橋になるのだと信じています。
本番に向けて一言に、一つの動きに想いを込めて、一生に一度のこの瞬間を大切に生きたいとおもいます。
